シンポジウム・セミナーのご案内

令和3年「サーツ寺子屋」 オンライン講座

 本年も皆様のご期待にこたえる企画を予定しています。講座については詳細が決まり次第、ホームページに随時掲載します。
 皆様のご参加を歓迎します。

第5回オンライン講座
 10月23日(土)
 13:30~ 15:00

  視聴申込み

テーマ:「木造住宅の地震被害とその耐震安全性の確保」
 日時:令和3年10月23日(土)13:30~15:00   
 会場:Zoomによるオンライン配信
 講師:坂本 功 東京大学名誉教授(サーツ会員)
         (一財)日本建築防災協会理事長
 受講料:1,000円 
 募集人員:100名

【趣旨】
 耐震的な建物を作るために、日本では1891年の濃尾地震以来の度重なる被害の教訓と、理論的および実験的研究の成果とをうけて、耐震基準等がだんだんと強化・整備されてきた。本講義では、まずその歴史を概観することにより、現在のような耐震設計の方法が確立されてきた経緯について説明する。
 つぎに、現時点の耐震基準である新耐震基準(1981)の基本的な目標は、「きわめてまれに起こる地震動に対しても倒壊だけはしないこと」であるが、木造住宅も、同じ目標に対して耐震設計法が作られている。その代表的な方法が、耐力壁(筋交いが入った壁や合板を張った壁など)によって地震力に抵抗するというもので、いわゆる「壁量計算」によって耐震性を確保できるようにする方法である。その具体的な内容について説明する。あわせて、柱と土台や筋交いの端部の接合(基本的には金物を使う)、さらには基礎(現在は鉄筋コンクリート造である)が非常に重要であることを強調したい。
 以上は、新築するときのことであるが、既存の建物については、耐震診断の方法が作られている。既存の木造住宅の中には、新耐震基準以前に建てられた耐震性に乏しいものが、非常に多くある。それらを耐震化するためには、まず耐震診断を行い、耐震性が不足していると判定されると、耐震補強を行う必要がある。その耐震診断の方法の基本的な内容と、耐震補強の具体的な方法について紹介する。

第4回オンライン講座
 9月 4日(土)
 13:30~ 15:00

 録画視聴申込み

テーマ:「住み慣れたマンションで安心な老後生活を送るために」
    -社会を取り巻く大変化の中で“安心の暮らし”を考える-

 日時:令和3年9月4日(土)13:30~15:00   
 会場:Zoomによるオンライン配信
 講師:小畑 晴治 (財)日本開発構想研究所 参与(サーツ理事)
 受講料:1,000円 
 募集人員:100名

【趣旨】
 新型コロナ感染症で、全世界の現代文明国が影響を受け、今後の生活のあり方を改めて考えるようになっています。日本では「社会の超高齢化・出生数の激減、自然災害の激甚化」で、中高年居住者の多く暮らす高経年のマンションや分譲団地で不安が漂っています。
 日本の集合住宅づくりが本格化した高度経済成長期に、その設計や建設、維持管理の実務や研究開発に携わってきた技術者OBを主体とする集団サーツでの取組の経験や知見と、ここ20年で研究開発が進み効果検証された“建物の長期耐用化、低維持管理コスト化、居住性能向上”の正確な情報をよく理解して頂き不安を払拭することが第一番目の目的です。
 その上で、各々の管理組合や自治会、近所付き合いで、“社会的孤立・孤独化”や“人的接触の疎遠化”が問題化し、“合意形成や話し合い困難化”が進む状況を改善するのに役立ちそうな注目事例を紹介し、意見交換しながら考える機会にして頂くことが、このセミナーの第二の目的です。

第3回オンライン講座
 5月29日(土)
 13:30~ 15:00

 録画視聴申込み

テーマ:  「建築はどうあるべきか」
    -小さな声からはじまる建築思想-

 日時:令和3年5月29日(土)13:30~15:00   
 会場:Zoomによるオンライン配信
 講師:神田 順 東京大学名誉教授(サーツ会員)
 受講料:1,000円 
 募集人員:100名

【趣旨】

 本来建築には、「強用美」が基本理念と言われていますが、安全、健康に加え、文化や景観などさまざまな役割が求められています。そして、老朽化マンションの保全か建て替えか、駅前商店街の再生か再開発高層ビル建設かなど、単に建築の設計や施工の問題としてではなく、暮らし方やまちづくりの問題として判断の迫られることが多い時代になりました。
 ところが、1950年に制定された建築基準法は、最低の基準を満足すればなるべく効率的に建てられるような制度を意図したもので、時代遅れの面が否めません。持続可能性とか、地域創生ということを考えると、これからは、国の法律任せではなく、建築は社会資産であるとの認識を共有し、自治体、建築主の責任、専門家の責任を明示して作られるべきものと思います。この講座ではそんな思いから、建築はどうあるべきかを語ります。

第2回オンライン講座
 4月17日(土)
 13:30~ 15:00

  録画視聴申込み

テーマ:  「地震災害に対するマンション生活継続計画」
         -避難所に行かない選択のために-

 日時:令和3年4月17日(土)13:30~15:00   
 会場:Zoomによるオンライン配信
 講師:谷垣 正治 サーツ会員(元三井住友建設(株)技術研究所長)
 受講料:1,000円 
 募集人員:100名

【趣旨】

 コロナ感染対策として災害時の避難所のあり方が見直される一方で、避難所に行かない選択、すなわち「在宅避難」が勧められています。マンションに住んでいる方々にとっては、大地震が起こっても在宅避難によりマンション内で生活を継続できることが望まれます。
 そのためにはまず、建物には大きな被害を受けない耐震性が求められ、その上で電気・水道・エレベータ等の復旧まで生活を続けるための事前準備が必要です。
 本講座では、まず「マンションの耐震性」について地震被害例等を用いて説明し、次いで「マンション生活継続計画」について、事前チェックと対策→防災マニュアル等の整備→訓練の実施のサイクルを具体例により説明します。また、事前配布するサーツ方式の「マンション防災力簡易診断チェックシート」を紹介し、ご自身のマンションの現状を把握していただき、どう改善すべきかを考える機会を提供いたします。