「EXCELをさまざまに使う」 ・・・・太田統士


はじめに
 EXCELは一般に「表計算ソフト」と呼ばれていますが、WordやCADソフトの役割も果たせる、何でもできるソフトと云えるでしょう。したがって「何はなくても江戸むらさき」ならぬ「何はなくてもEXCELソフト」が正直な実感です。

◆EXCELでできること
○ 数学的演算、集計俵・積算表などの表計算
○ データのグラフ化
○ データの多角的な編集及び整理
○ 関数やマクロを用いて複雑プログラム作成
○ 演算による最適化計画
○ 複素数や行列などの技術計算
○ 文章作成
○ 図形処理
などの統合的な機能をもっています。しかしながら、全ての機能を使いこなせる人はそうはいないと思いますし、私も同様です。たとえば複素数や行列を用いるようなことや、複雑なマクロ計算を使うような事態にはまだ遭遇していません。そこで何時も利用している事柄をご参考までに紹介しようと思います。
◆シート印刷範囲・セルの大きさ
 例えばA4版タテで印刷できるシートの大きさは、文字を11ポイントに設定した場合はタテ1100ピクセル、ヨコ750ピクセル前後のようです。文字のポイントやプリンターによっても変化するので、印刷範囲の設定は全く経験的なものと云えるでしょう。この辺りがEXCELは面倒だと敬遠される要素のようです。
 また、タテヨコ15ピクセルの碁盤目のページを作るるとしますと、その碁盤目の大きさは、文字が8ポイントの場合は3.3mm角、9ポで3.75角、10ポで3.81mm角、11ポで3.85mm角、12ポで4.2mm角という具合に変わってきます。

◆関数を使う
 関数とは、云うならばレディーメードの数式です。種類は財務・日付/時間・数学/三角・統計・検索/行列・データーベース・文字列操作・論理・情報・エンジニアリングなどの関数です。
 財務関数は様々な利率計算を、日付/時間関数は例えば「=TODAY( )」と入力しておけば、その欄に日替わりでその日の日付が出力されます。数学/三角関数は「=POWER(2.3,5.6)」と入力すれば、2.3の5.6乗を計算し106.09と出力。統計関数で「=AVERAGE(3,4,5,6)」とすれば3〜6の平均値4.5を出力。検索/行列関数は「=CHOOSE(3,100,150,200,250,300)」と入力すれば3番目の200を選び出す。また論理関数のIF、AND、OR関数などは技術計算プログラムで頻繁に用いられる。例えば判定式「=IF(数値X/2.0>=1,"OK,"NO" )」は、数値X/20が1以上ならOK、1未満ならばNOと判定する。極端なことを云えば、技術計算において、CHOOSE、IF、AND、ORさえ使いこなせれば大概のプログラムは組めると云えましょう。