「カナダのタウンハウス・シャンプレン・ハイツ」・・・・・永田 巍
| 当協会戸建住宅部会では住宅基本法の精神に基づく、平成20年度担い手事業調査をこの3月に無事終えることができました。その過程での建物診断では、東京圏のツーバイフォー工法によるタウンハウス団地の管理組合、住民の皆さんに感謝され、快い緊張感に包まれているところです。これらの組織、人間関係を今後の当協会の活動にどのように活かせるか熟慮中でもあります。今年度は住文化圏の異なる関西圏に取り組んでみたいと考えています。 これらの木造集合住宅はいずれも築後30年前後を経ており、建物の維持管理の状態に相違はあるものの、押し並べてコモンを中心に植樹林、花木による緑環境は良く維持され、周辺地域に一定の好環境を提供しています。そこで思い出したのが20余年前に訪れたノースバンクーバーのシャンプレン・ハイツです。広大な郊外地域に展開する10余のタウンハウス団地群で構成され、全て異なるアーキテクトでプランニングされています。もちろん全てツーバイフォー工法によるものです。宅地開発手法、デザイン、自然との取組、人と車社会、そして、木造集合住宅の可能性等々印象深い視察でした。この視察は東京町田市での農住賃貸タウンハウス(住宅金融公庫モデル賃貸制度)をプロデュースした折、農協、経済連関係者を伴って行われたもので、帰国後「シャンプレン・ハイツ」の同一名称で町田市の複数個所で賃貸タウンハウスを建設しました。そして、1984年国土建設週間で農協が建設大臣表彰を得ています。カナダのシャンプレン・ハイツも築30年前後でしょう。当協会で建物診断をしてみたいものです。
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