「 パソコンの「遅い」を改善するには?(Windows XP主対象)」・・・・泉 清之


 パソコンは利用するに従って、次第に反応が遅くなってきます。これは、プログラムやデータが増える、あるいはデスクトップにアイコンが増える、HDD(ハードディスク)上のデータが分散化するなどに起因します。
 遅くなったパソコンの買い換えを検討されている方も少なくないと思いますが、遅くなったパソコンを多少でも改善し、延命化することは経済的にも、また地球環境の面からも必要ではないでしょうか。買い換えの前に下記の改善策を試してみてください。

改善策1:不要なデータを削除し、HDDの空き容量を確保する
 これは最も効果の大きい改善策です。マイドキュメント内のデータなど内蔵HDD(一般にC:)内に入っているデータでパソコン内に常駐させる必要がないもの、つまり頻繁には利用しないデータはできるだけ外部メモリー(CD-RやDVD-R、外付けHDDなど)に移動し、内蔵HDDの空き容量を確保します。
 特に画像や映像のデータは1ファイルのデータサイズが大きいため、HDDの容量を大幅に消費します。これらのデータは極力削除するか外部メモリーに移動するようにしましょう。画像・映像データが多い場合、この効果は絶大です。
 画像データを入れた場所(フォルダ)を忘れてしまった場合、Picasa2(googleの写真編集ソフト:無償)を利用すると全ての画像データをフォルダ単位に検索表示してくれるので便利です。
 また、不要になったプログラムがあれば、これも削除してください。(プログラムの削除はコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」で行ってください。)
 どの程度、空き容量を確保できたかの確認は、この処理の前後で「ローカルディスクのプロパティ」を表示することにより行えます。(下記手順参照)
「スタート」→「マイコンピュータ」→「ローカルディスク(C:)」を右クリック→「プロパティ」→「全般」タブ

改善策2:デスクトップを整理する
 デスクトップにプログラム起動用のアイコンやフォルダ、ファイルを配置しておくと、すばやく開けるので便利ですが、デスクトップの表示に時間が掛かります。したがって、これらは必要最小限に止めるようにします。
 デスクトップ上に表示されているアイコンを確認し、不要なものやあまり利用しないものを下記の方法により削除します。(削除したアイコンはデスクトップに作成される「使用していないショートカット」フォルダに入れられ、このフォルダ内のアイコンを利用して起動できます。)
 「スタート」→「コントロールパネル」→「画面」→「デスクトップ」タブをクリック→「デスクトップのカスタマイズ」→「デスクトップ項目ウィンドウ」内の「デスクトップをクリーンアップする」を選択→表示されるショートカットの内、残すショートカットを選択する(削除してよいショートカットのチェックボックスをオンにする)→「次へ」→「完了」
 また、デスクトップに表示しているフォルダやファイルも、できるだけマイドキュメントなどに移動し、デスクトップから削除するようにします。


改善策3:頻繁に利用しないソフトを「スタートアップ」から削除する

 電源を入れると自動的に起動するように設定されているプログラムが「スタートアップ」に設定されています。これらのほとんどは起動時にスタートしなくても必要なときに手動で起動すれば済むものが多く、これらを「スタートアップ」のリストから削除することによって起動時のスピードアップが図れます。

 まず@を実行し、できればAも行ってください。 @「全てのプログラム」の「スタートアップ」から削除する方法  「スタート」→「全てのプログラム」→「スタートアップ」→削除するソフトのショートカットを右クリック→「削除」を選択

A「システム構成ユーティリティ」から削除する方法  「スタート」→「ファイル名を指定して実行」→msconfigと入力→「システム構成ユーティリティ」が起動するので、「スタートアップ」タブを選択→頻繁に利用しないソフトのチェックをはずし、無効にする。(一般にC:\WINDOWS\・・・のソフトは残しておく。また、よくわからないソフトは設定変更しないでおいてください。) →「適用」を選択→「再起動」

 再起動時にウィンドウが表示される場合には、「□Windowsの起動時にこのメッセージを表示しない、またはシステム構成ユーティリティを起動しない。」にチェックを入れます。 (万一再起動時に不具合が起きたら、「システムの復元」で元の状態に戻します。)

善策4:パフォーマンス優先に設定する

 WindowsXPは、画面表示に様々な視覚効果が使われています。この視覚効果のために不必要にパソコンに負荷をかけ、全体として動作が遅くなることがあります。画面デザインにこだわらないのであれば、以下の方法でパフォーマンス優先に設定し、スピードアップが図れます。

 「スタート」→「コントロールパネル」→「システム」→「詳細設定」タブ→「パフォーマンス」項目内の「設定」→「視覚効果」タブ→「パフォーマンスを優先する」を選択後、「適用」を選択するとその場で変更が反映されます。→「OK」をクリック

改善策5:使わないフォントを別のフォルダに移動する

 Windowsでは非常に多くの文字フォントが用意され、MS-WordやExcelの起動時にこれらのフォントが呼び込まれます。この動作には時間が掛かるため、あまり使用しないフォントを別フォルダに移動することにより、スピードアップが図れます。

 「スタート」→「コントロールパネル」→「フォント」フォルダをダブルクリック→「マイドキュメント」内に新しいフォルダ(例:「不要フォント」)を作成→「フォント」フォルダ内の不要なフォントを移動  注意:「A」(赤)のアイコンや「TT」のうち緑のアイコンのファイルはシステムが使用するため、移動しないでください。